
主権者である国民が選挙で改憲を求めたことは一度もないのに、憲法を尊重擁護すべき首相や国会議員が改憲に走っています。立憲主義を破壊する異常な姿ではないでしょうか。
自衛隊を憲法に書き込むと9条はどう変ってしまうのか。そのねらいは何か。安倍改憲の問題点と運動の展望など、あらためてご一緒に学びませんか。「安倍政権下の憲法改悪反対」の一点での運動を広げる力にしたい、と願っています。ぜひご参加ください。まわりの皆様にお誘いの声をかけてください。
「本日をもって本校を閉校とする」と校長が宣言した。時は1945年8月10日。満州(現・中国東北部)・新京第一中学校の講堂でのこと。一年生だった。「ウーン、ウーン」と空襲警報が鳴っているさなかである。ソ連参戦で市内は大混乱。百キロ南の生家・公主嶺に向かう列車に友人と飛び乗った。続々と南下する無蓋貨車は関東軍とその家族でいっぱい。完全武装の兵隊が退却しているのだ。
当時、満鉄・新京駅の助役をしていた長兄(一男)から後で聞いた話だが、関東軍の命令で「軍関係者を最優先させて転進させろ。ほかはどうでもいい」ということだった。その結果、残された一般民間人が惨たんたる状態になったことは周知の事実だ。五兄(利則)は神風特攻でフィリピンで戦死。学徒出陣、海軍中尉、20歳だった。彼が部下に託した遺書にはこうあった。「だれのためでもない。俺は行く、行くしかないんだ。お前は男だからおふくろを頼む。後をついでくれ」と。子どもから大人になって、「戦争はさせない」の思いいっぱいだ。だから戦争体験を、次の世代に語り,つづり、歌で伝えたい。
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