
12月の「平和の俳句」
レギュラー選者の黒田杏子さん(79)、いとうせいこうさん(56)とともに、11月中旬に開かれる選考会で、12月に掲載する俳句の選考に当たります。11月初めまでに届く作品が対象になります。
鴻巣さんは東京都出身。1987年から翻訳を始め、エミリー・ブロンテ「嵐が丘」、クリツェー「恥辱」などの文学作品を訳してきました。文芸評論家、エッセイストとしても「翻訳教室 はじめの一歩」「孕(はら)むことば」などの著書があります。
■言語の扉ひらく
翻訳をしていると、自分でもよく知らない、使ったことがないような言葉が下りてきます、原文が触媒となって、うだんは手の届かない言語の扉がひらくのでしょう。作句もどこか翻訳い通じるものがあるのではないでしょうか。心の髄にふれろ光景、音、沈黙、気配・・・見慣れたこの世界を「新訳」するような句をお待ちしています。
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