
黙死(もくし)した父の苦しみ忘れまじ
坂本君江(70) 東京都世田谷区
20年近く前に89歳で亡くなった坂本さんの父親は、若い頃に日中戦争へ出征。当時のことはあまり語らなかったが、亡くなるしばらく前に見舞いのために帰省すると、病室の隅を見つめ「俺の殺した人たちがいっぱいいいる。ほら、そこに・・・」と漏らしたという。坂本さんは、そのときの例えようのない乳の瞳(め)が忘れられない。
目を閉じて感じる風に鳥の声
小泉朋子(70) 千葉県館山市
ありがとうみんなの思いが今ある自分
金森香純(14) 東京都江戸川区
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