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zoom RSS 詩集 ロ号33番 永井和子 −7−

<<   作成日時 : 2017/12/05 05:21   >>

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 詩人 永井和子(1934〜2015)年、彼女の処女詩集。身辺に起きた細々とした出来事を詩にうたいあげてつづった。全55篇からなる長編だが、順次お手元に届けたい。

画像
ひとりの時間 
 
 うす汚れた空と
 うす汚れた街の間を
 ひらめきに似て走りすぎる風邪のように
 ときおり
 わたしの耳たぶをくすぐるひとりの時間がある

 惜しみ惜しみ掌の上にのせて
 こっそり味うような ひとりの時間がある
 しかしその時間はあまりにもわずかで
 嬉しい吐息の間にすぎてしまう・・・・・・

 だからわたしは
 せいいっぱい肺をからっぽにして
 白い壁をみつめるだけ
 じんと痺れる指をにぎりしめながら・・・・・・

 63・5・30

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