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zoom RSS 詩集 ロ号33番 永井和子 −9−

<<   作成日時 : 2018/03/20 06:13   >>

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 詩人 永井和子(1934〜2015)年、彼女の処女詩集。身辺に起きた細々とした出来事を詩にうたいあげてつづった。全55編からなる長編だが、順次手元に届けたい。

画像

■た こ

 秋の日がいっぱいの屋上で
 男の子たちが凧をあげている
 いちめん
 巻毛のよな雲に包まれた空に
 真赤な凧がのぼっていく
 ゆらゆら頭をふりながら
 胸を張るようにしてのぼっていく
 おうい凧よ
 どんなにかいい気持ちだろう
 わたしもおまえのように
 空へのぼっていきたいよ
        63・9・18

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