
軍国主義はいけない 悲惨な空襲体験
3月10日未明の米軍機による無差別爆撃で10万人以上が犠牲になった東京大空襲かあ間もなく73年を迎える3月4日「東京大空襲を語り継ぐ実行委員会」主催による集いが開かれ会場のティアラこうとうには300人を超える参加者が集まりました。
八木健一さんのハープ演奏による、東京大空襲への鎮魂歌「祈り・光へ」で始まりました。
体験者の小林暢夫さん(88)は、「軍国少年だったので大空襲のあった3月10日も真っ黒焦げの死体が転がった中を学徒動員の工場に向った。途中胸がドキドキしたが、恐ろしいことに次第に慣れてしまった。軍国主義はいけない。語り継ぐのは義務だと思う」と語りました。
旧城東区北砂で被災した竹内静代さんの証言映像作品の上映や都内の高校生からのビデオレターも上映されました。
作家で戦没画学生の遺作を集めた美術館「無言館」の館主、窪島誠一郎さんは、「東京大空襲と私」と題して講演。石巻に疎開していたが、終戦後世田谷区に戻ったら自宅周辺は焼け野原だった。食糧不足で、生卵一個を親子3人で食べたと当時を思い出しながら語りました。
この記事へのコメント