詩集 ロ号33番 永井和子 -10-

 詩人 永井和子(1934~2015)年 彼女の処女詩集。身辺に起きた細々とした出来事を詩にうたいあげてつづった。全55編からなる長編だが、順次手元に届けたい。
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     春は土の中から
 
 太陽がゆっくり西の方へ歩いている
 すこしずつ冷たくなりはじめたひざしを
 裸木の梢が残り惜しげにうけとめている
 こぼれ陽を拾い集めるように
 ボールにたわむれている子供たち
 柾木の新芽はまだ眠っているけれど
 春は 土の中から
 ほら もう匂いたっている
           
            64・2・3
 

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