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zoom RSS 詩集 ロ号33番 永井和子 −12−

<<   作成日時 : 2018/05/27 06:09   >>

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 詩人 永井和子(1934〜2015)年、彼女の処女詩集。身辺に起きた細々とした出来事を詩にうたいあげてつづった。全55編からなる長編だが、順次お手元に届けたい。
画像
    岡田の伯父

岡田の伯父は
結婚してすぐ台湾へ渡った。
総督府で五年
佐藤きびばかり育てていた
引揚げて帰った郷里の中学で
生物の教師になった
釣りのえさのみみずを自分で飼った
小さなわたしがひっきりなしに
持ちこむ「?」に
大きな辞典をくりながら
いやな顔もせず答えてくれた
その伯父の家から今日電報がきた
「チチシス」と
追いかけるように届いた手紙には
亡くなる前の夜まで
生徒の答案を見ていた と
書いてあった
          64・3・8

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