
初代「子ども健全育成大使」
(前略)薬物依存者の回復を後押しする民間施設「茨城ダルク」の岩井喜代仁代表は「失敗したら、もう出ていけない場所が増える恐さがある。私も代表を引き受けるときは覚悟した。でも、薬物依存から回復して、受けた仕事をまっとうできるならすばらしいことだ。恥を忍んでということもあるだろう。大役を受けた酒井さんにも、酒井さんを選んだ財団にも頑張ってほしい」とエールを送った。
東京大学の仁平典宏準教授(社会学)も「戸惑いや葛藤を抱えながらも社会の役目を果たしている姿を、子どもたちの前にさらしていく方が子どもたちには伝わるのでは」と期待しながら、指摘する。
「やり直しを許さない今の空気は明らかにおかしいし、それを打ち破るメッセージを明確に出すという意味ではいいことだと思う。むしろこれからの仕事次第で、この任命が『健全育成』にとってもプラスの意味を持つかが決まると思う。その意味で酒井さん自身も任命した財団も、責任は重大だと思う」
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