石垣島・陸自駐屯 「沖縄でなく 米国のため」

 サンゴ礁の青い海、マングローブの密林・・・。自然豊かな沖縄・石垣島で、防衛省が陸上自衛隊駐屯地の着工を急いでいる。来年4月以降にずれ込むと、沖縄県の環境影響評価(アセスメント=アセス)条約の対象になり、調査などで整備が遅れてしまうからだ。
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 しかし、予定地には絶滅が心配される希少な動植物が生息する。アセスもせずに駆け込み着工し、自然を破壊していいのか。(東京新聞11月13日付「こちら特報部」-石井紀代美、片山夏子) =下欄参照
      対中国念頭 緊張緩和 探っては
 
 (前略)批判派強いのに、なぜ防衛省は工事を急ぐのか。「中期防衛力整備計画の新しい五カ年計画が来年度から始まる。計画の初年度からやりたいということだろう」と、軍事ジャーナリストの前田哲男氏は語る。
 アセスには時間がかかり、その間に地元の反対がより強まる可能性もある。厄介ごとを避けるため、工事を急ぐ。そこに配備されるミサイルは、本当に沖縄、そして日本を守るものなのか」。前田氏は懐疑的だ。

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 「中国は、米空母を攻撃できる巡航ミサイルを持っている。東シナ海や南シナ海へも進出している。太平洋での米国んお優位を保つには、南西諸島で中国を抑えることが重要。日米同盟の実を挙げるため、日本は米の要請に応えている」
 みしろ、ミサイル部隊の配備で石垣島の危うさが増す可能性すらある。「敵の標的になる恐れがある。米国の太平洋支配を守るためだとは説明できないから、(石垣市の)尖閣諸島などを口実にしている」
 元外交官で東アジア共同体研究所所長の孫崎亨氏も「米国の戦略に自衛隊がのっかっている」と同様の見方をする。米軍や自衛隊を強化するため中国の脅威が誇張されている。孫崎氏はそう考え、「経済優先の中国が本当に日本の領土を侵略することがあり得るか。日米関係をどうするか、日本にある基地がどんな役割を果すのかを日本自身が考えるべきだ」と緊張緩和の取り組みを求める。

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デスクメモ 
 20年ほど前、石垣島を訪れた。川平湾の青さに驚き、マングローブの森では生き物の動く音に囲まれた。泳ぐと魚に突かれ、見事なサンゴに目を奪われた。国民と国土を守るのが、国の役目だ。美しい自然を破壊して建設する駐屯所は、本当にわれわれを守ってくれるのか。 (裕) 2018・11・13

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 マングローブは闇を吸って
 新しい朝を吐き出す
 マングローブは戦争で
 死んだ声を呼吸する
 マングローブは嘆きを吸って 
 新しいいのちを産む
  (永井和子沖縄詩文集「先島アイ歌)
              2006・09・15

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