詩集 「ロ号33番」 永井和子 -26-

 詩人 永井和子(ながい・かずこ=1934~2015年)の処女詩集。かつて私と暮らしをともにしたなかで、身辺に起きた様々な出来事を詩に刻んだ。全55篇からなる詩集だが日を追ってお手元に届けたい。
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      わが家のお酒
 
 おととしの梅酒は
 とろりと粘っこい黄玉色(トパーズ)
 去年の梅酒は
 子供のころ噛んだ松脂の色
 夏みかんのお酒は
 煮つめた秋の色
 プラムのお酒は
 ガーゼで濾したお陽さまの色
 今年はじめて造った苺のお酒は
 もえる夕焼け雲
 みんなわが家の宝物です
               64・5・18

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