詩集 ロ号33番 永井和子 -24-

 詩人永井和子(1934~2015)年、彼女の処女詩集。身辺におきた細々とした出来事を詩に刻んだ。全55篇から成る長編だが順次お手元に届けたい。
画像
        白丁花(清澄庭園にて)
 
 「植木屋さん
 あの花はなんという名前ですか?
 ほらあの小さな白い花
 紙ふぶきをまいたように見える花」

 植木屋さんは
 わざわざきゃたつを降りて
 木の蔭にしゃがみこみました
 「ああこりゃ白丁花ですよ」
 こともなげにその名を教えてくれました

 小さな花の白丁花
 その日から
 わたしの無口な友達が一人ふえました
              64・5・18

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント