
長い人生、これまでに数知れないほど「別れの歌」をうたってきた。ときにそれらの歌に居場所を失うほどに天を仰ぎ、そしてまた、流れくるメロデイーに我を忘れ、癒されてきたことか。
20歳の若さで戦死した兄が生前好んでギターをつま弾きながらうたった「別れ船」(田端義夫)と「別れのブルース」(淡谷のり子)など。
さようならよの 一言は
男なりゃこそ 強くいう
肩をたたいて にっこりと
泣くのじゃないよは 胸のうち
(別れ船)
ともに2005年、女性歌手が「江東区高齢者集会」で歌って来場者の涙を誘った「惜別の歌」などがよみがえる。そう、今年は2019年。ほとんど50年前の1970年、レコード大賞を受賞した「今日でお別れね、もう・・・」菅原洋一がうたったあの歌も聞いてみたい。
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