「ふくわらい」 3月号 ㊥

 「ふくわらいの会」の会報、2019年3月号。江東区で3月の忘れてはいけないメモリーは何だ!と聞かれれば誰しもが「東京大空襲」と答えるだろう。あれから74年。会報二面には、怒りを込めた空襲体験者の声が響いてくる。
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   「戦争反対」に力を込めて
    東京大空襲の体験を語る

 
 昭和20年3月10日、火の中を逃げ惑った恐ろしい体験をした栗原育子さん(江東区海辺在住)をたずねました。
 「安倍首相の政治はおかしい」と4年前、東京大空襲の体験記をまとめた冊子「戦争反対」を書き上げたのでした。北砂の戦災資料センターに寄贈していた本を改めて読み返しました。
 終戦間際の3月10日、当時19歳。埼玉の自宅から神田の親戚にコメや野菜を届けた帰り、年がひとつ上の従姉妹と映画を観たのがいけなかったと振り返る。警戒警報が鳴り、焼夷弾が飛ぶ猛火の中、二人で逃げ惑ったという。
 死体がゴロゴロ転がっている中を逃げ、言問橋を渡ったがとにかく熱い。服を着たまま「牛島様の池に飛び込んだが温泉のように熱かった」とある。
 3日かかって家についたが東京方面が真っ赤に燃えていたことから、みんな「育子は死んだ」と思ったらしい。「すぐに変えるはずだった」いうと「兄にビンタされた」とある。
 末尾に「現在日本の政治方向はおかしい」とあり「子供どもや孫には絶対にあのような思いをさせたくない。戦争反対」と結んでいる。
 戦争資料センターにあります。多くの人に読んでほしい体験記である。

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