だれもが輝き、尊重される社会に 『赤旗・潮流』

自身のすべてをさらした勇気あるつぶやきです。19日開幕したプロ野球。楽天のオコエ瑠偉(るい)選手が数日前、自身の差別的な体験をツイッターでつづっています▼ナイジェリア人の父を持ち、日本で育った同選手は、5歳のエピソードから書き出します。保育園の先生が『醜いアヒルの子』の絵本を読んだとき、他の子らが自分の方を見て笑ってくる。自身は「うつむき耳を塞(ふさ)いでた。物凄く孤独だった」。そして「俺が周りとは違うと初めて認識させられた出来事だった」と▼つらい経験は続きます。親の似顔絵を肌色で塗りましょうとの先生の言葉。反抗しつつ「涙ながら」に茶色のクレヨンで塗ったこと。小学校の野球の先輩から、「お前の家では虫とか食うんだろう」とあざ笑われ、殴られたこと。高校でも「甲子園には黒人は出るな」のおとなからの言葉に深く傷つきました▼米国の黒人男性ジョージ・フロイドさんの暴行死をきっかけに反人種差別の声が世界をかけめぐっています。日本でも共感が広がる一方、「国内で差別は実感できない」との声が聞かれます▼しかし、彼の告白は偏見や差別が身近にひそんでいること。人々の心に容易に入り込むことを教えてくれます。子どもたちにどう伝え、教えるべきなのかも▼「こういう経験があるからこそ、悔いないように生きようと思う」。すべてを受け入れ、力に変えるその姿に胸が熱くなります。だれもが輝き、尊重される社会のために。彼が絞り出した心の叫びにしっかり応えなくては。(2020・6・20)
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