人にやさしい希望在る都政へ 『赤旗・潮流』

「忙しく頼もしい、背広を着た小さな救いの神」。温和な表情を浮かべる人物を作家の宮部みゆきさんはそう描きました。自身の人気小説『火車』(かしゃ)のなかで▼サラ金被害者を助けるために奔走する弁護士。そのモデルになったのが宇都宮けんじさんです。作中、こんなセリフを言わせます。「現代のクレジット・ローン破産というのは、ある意味では公害のようなものでもある・・・」▼人間らしく生きたい、幸せになりたい。そう願いながら、行政の怠慢や法の不備によって転がり落ちてゆく。落とし穴にはまり抜け出せない。そんな人びとに寄り添い、貧困や社会悪とたたかってきました▼都民一人ひとりのいのちと暮らしを守り抜く。きょう告示の東京都知事選に立ったのも、みずからが地道にとりくんできた問題の解決には、政治を変える必要があると痛感しているからでしょう。コロナ危機にも、仲間とともに電話相談や募金の設立を呼びかけ、政府に要望書も出しました▼信念を持って一貫している。まじめで誠実、筋を通し約束を守り抜く、決して不正は許さない強い意思を持つ人・・・。本紙に寄せられた期待の声は、苦しみや困難を取り除くために尽くしてきた活動が体現する人柄をさまざまに▼1400万人が生活する大都市東京。先の小説は現在の姿を「地味も消え、雨も降らず、耕す鍬もない荒れた畑」だと。自分ファーストの小池都政から都民の声に耳を傾け、人にやさしい希望ある都政へ。偽りではない、真実がそこにあります。(2020・6・18) 【今日の出来事】1942年マンハッタン計画始動 1953年…

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戦前の過ちを繰り返さない 『赤旗・潮流』

アベノマスクに466億円、補正予算の予備費は10兆円・・・。安倍政権のお金の使い方はずさんです。加えて気になるのが巨額な政府広報費。100億円以上も計上されています▼4月の国会で共産党の田村智子参院議員の質問に、「コロナ対策で大規模な広報の実施に必要」と政府広報室。田村議員は「メディアを監視・批判するような広報を内閣府がやっている」と追及しました▼案の定でした。政府広報室がテレビ番組を監視していたことが、週刊誌報道で明らかになったのです。3月、テレビ朝日の「モーニングショー」の内容に、内閣官房の担当室が公式ツイッターで”反論”。この経緯に疑問を持った東京の会社員が情報公開請求し、テレビ番組をチエックした内閣官房の文書を入手したというもの▼そこにはテレビ朝日の「モーニングショー」「報道ステーション」、NHKの「日曜討論」「ニュースウオッチ9」、日本テレビの「スッキリ」、フジテレビの「とくダネ!」、TBSの「ひるおび!」と各局の番組が並びます▼日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)がメディアで働く人を対象にした「報道の危機」アンケートによると、「報道の自由が守られていない」と答えた人が58%に。それを裏付けるような政権による番組関しの動きです▼「報道の危機」を打ち破るためには何が必用か。「戦前の過ちを繰り返さない」とのMICの決意とともに、アンケート中に「メディァの連帯」を訴える声があったのが心強く響きました。(2020・6・17) 【今日の出来事】1967年中国が初の水爆実験を行う 1971年「沖…

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