徹底して論戦避けた都知事選

「望外のご支援をいただいた」。再選された小池百合子都知事は喜びを口にしました。前回を下回る55%の投票率。都民はどんな思いで今回の選挙を見つめていたのでしょうか▼感染拡大のなかで活動が制約された選挙戦。コロナ対策やオリンピック、福祉や教育・・・。さまざまな争点があったにもかかわらず、小池知事は徹底して論戦を避けました。テレビ討論もなく多くの有権者に問題が見えないままの選択でした▼選挙中にNHKが実施した都民1万人アンケートがそれを反映しています。小池知事はどんな資質をもちあわせているか。上位に並んだのは発信力やリーダーシップ。決断力。しかしこれは、マスコミなどによってつくられたイメージによるところが大きい▼実際、公約にしてきた「7つのゼロ」の実現度を聞くと、ほとんどの公約で実現できていないとの答えが圧倒的。この4年間でくらしが良くなったという人はわずか6%。都民の意見が都政に反映されていないとの声も6割をこえました▼誰にでもやさしい、ぬくもりのある社会をー。東京のSNSやインターネットで発信した宇都宮健児さんの訴えは、期待となって若い世代にもひろがりました▼「日本経済の中心である東京の成長戦略をしっかりと進めていきたい」と小池知事。そこに都民のうめき声を聞く耳はあるのか。命やくらし、人権を後回しにする政治の転換。それはいま世界的にも求められていると宇都宮さん。「次につなげよう。新しい日本をつくる運動は続く」(2020・7・7)
今日の出来事】1937年盧溝橋事件起きる(日中全面戦争へ)

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