育鵬社版は各地で不採択 『赤旗・潮流』

侵略戦争を美化する育鵬社の教科書が登場したのは2011年。「新しい歴史教科書をつくる会」の扶桑社版教科書を引き継いでの発行でした。教職員、保護者、住民の反対にもかかわらず、各地の教育委員会が同社の教科書を採択。推進した勢力は、”祝賀会”を開きました▼台風のため荒天となった夜に開かれた、その会場に記者も足を運びました。当時、政権復帰前だった安倍晋三氏がこんなメッセージを寄せていました。「日本人の美徳と優れた資質を伝える教科書が今後4年間で25万名の子供たちの手に届くことになったことは、教育再生の基礎となるもの」▼安倍氏のいう「教育再生」とは戦前の「お国のために命を投げ出せ」という教育の復活です。育鵬社版採択には自民党が大きな役割を果たしていました。党本部が指示を出し、地方議員らが育鵬社版を採択させるため動きました▼こうした政治的介入のもとで15年の採択では育鵬社版教科書は中学歴史教科書の6・6%、公民教科書の5・8%を占めるに至ります▼それでも各地で育鵬社版を使わせない運動は続きました。学習会を開催し、街頭での宣伝で世論で世論に訴えました、教科書採択に現場の教員の声を反映させることを求めて教育委員会に要請。多くの人が教科書展示会に行って、教科書を見ながら意見を出しました▼今回、育鵬社版は各地で不採択。採択率は1%以下になりそうです。政治的な圧力で無理やり採択させてきた教科書が、安倍政治とともに破たんした形です・(2020・8・30) 【今日の出来事】1945年マッカーサー元帥、厚木飛行場に降り立つ…

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