子どものため今何ができるか 『赤旗・潮流』

「大丈夫?」と声をかけるよりも、ぎゅっと抱きしめてあげたい。でも・・・▼新型コロナ感染を予防するためのソーシャルディスタンス。幼い子どもも「近づいちゃダメ」と言われ続けています。身体的距離は”心の距離”となり、本当の気持ちが出せなくなっている。「子どもたちは、一人になることに慣れ始めてしまったんです」。幼稚園で働く若い職員は心を痛めます▼コロナ禍の今は”特殊な事情”がある状態で、おとなにはそれがわかる。でも、子どもはごく普通の日常との区別がつかないのだと。とにかく怖がって、人の近くに寄りたがらないし、物に触るのもおびえてしまう。ある幼稚園理事長はこう言います。マスクを外せない小さな姿と重なり、切なくなります▼国立成育医療研究センターが実施した大2回アンケート調査にも、育ちを心配する保護者の声が。「母親と離れるのを嫌がって幼稚園に行けなくなっている」「死にたくないないと言うことがあります」ー。当の保護者も不安だらけなのに相談できる場はなかなか見つからず、必死でわが子を守っているのです▼隔離、疎外とネガティブな言葉ばかり浮かんでしまう。そんな中でもできるだけ子どもに声をかけ、ちょっとしたことでもほめることで安心感を、と先の幼稚園職員は心を砕きます。予防策を模索しながら、のびのびと遊べる空間を保障する動きも広がっています▼子どものために、いま何ができるのか。”心の距離”をのりこえて、おとなの思いを寄せ合いたい。(2020・9・18)

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