性差別は社会全体をゆがめる 『赤旗・潮流』

1970年代のアメリカ。女性は仕事を選べず、自分の名前でクレジットカードさえつくれなかった時代。若き女性弁護士が米国を、世界を変える一歩となった裁判を起こします▼親の介護費用の控除申請が認められなかった男性の訴えでした。当時の法律で申請できたのは女性と特定の理由を抱えた男性だけ。介護は家にいる女性がするものだという差別意識があり、そのもとで男性を排除する法がうみだされていました▼専門家たちが絶対に負けると断言した裁判、それに勝訴した弁護士こそ、のちに最高裁判事になったルース・ベイダー・ギンズバーグさんでした。男女平等が許されなかった時代から一貫して女性の権利拡充に努めてきました▼「男性のみなさん、私たちを踏みつけるその足をどけて」。頭文字から親しみを込めて「RBG」と呼ばれた彼女の生き方は、若者からも絶大な支持をうけました。先週87歳で亡くなり、保守派の判事を増やしたいトランプ大統領のもとで後任指名が問題になっています▼性差別は社会全体をゆがめるとの信念をもち、彼女は不平等と向き合いました。ひるがえって、今の日本はどうか。菅内閣が誕生したとき、1枚の写真がツイッター上でひろがりました▼それはフィンランド内閣と比べたもの。日本は高齢の男性ばかり、あちらは30代の女性がずらり、政治の場での男女格差がくっきりと。未来を信じて、今を一歩ずつ変えることに力を尽くしたRBG。そのたたかいは日本でも受け継がれます。(2020・9・24)

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