柳条湖事件89年 現地で式典 『赤旗』

 日本の中国侵略の発端となった柳条湖事件から89年となった18日中国遼寧省瀋陽の事件現場近くに建てられた「9・18歴史博物館」で式典が開かれました。中国メデイアによると、午前9時18分に瀋陽市内で警報が鳴らされ、式典参加者や市民らが日本の侵略の犠牲者に黙祷しました。  国営新華社通信は同日、論評を配信し、「歴史の経験と教訓を銘記することは、うらみを続けるためではなく、歴史をかがみとして未来に向かい、中日両国人民が友好を続け、世界の人民が平和を享受するためだ」と強調しました。 柳条湖事件とは1931年9月18日、瀋陽市(旧奉天)近郊の柳条湖付近で、日本が所有していた南満州鉄道の線路を日本軍(関東軍)が謀略で爆破した事件です。日本軍は事件の責任を中国側に押しつけ、中国東北地区を占領(満州事変)。その後の中国全面侵略(日中戦争)のさきがけとなりました。(9月19日付 しんぶん赤旗 14面)

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どうする「桜を見る会」の検証 赤旗・潮流』

専門家のお墨付き、俳優のだれだれさんもご愛用ーー。テレビやネットの通販でよく使われる宣伝文句です。権威付けと呼ばれる手法で、相手の不安をとり除く効果があるといいます▼もしそれが一国の首相だったら。うさん臭さを感じながらも、つい信用してしまった・・・。そういう人も多いでしょう。実際、安倍首相が招待した人だからと大金を投じた被害者も少なくありません▼布団やネックレスなどの磁気商品を高額で買わせ、商品を渡さずオーナーにならないかと誘い、現金をだまし取る。そんなあくどい商法で全国約1万人から2100億円もの資金を集めたとされる「ジャパンライフ」の山口隆祥元会長らが詐欺容疑で逮捕されました▼すでに債務超過に陥りながら、もくろんだ最後の荒稼ぎ。最大限に利用したのが山口元会長に届いた安倍首相からの「桜を見る会」の招待状でした。同社のあるセミナーでは招待状とともに首相の顔写真が大写しされるほど▼税金で悪徳商法の代表をもてなし、そのことがさらに被害者をひろげた。二重に罪深い「桜」の私物化を解明することは国の責任です。しかし、官房長官として招待者をとりまとめていた菅首相は、検証もせずに、ただ中止したいと▼お年寄りたちが老後の蓄えをだまし取られ苦しんでいるのに、これでよく「国民のために働く内閣」などといえたものです。どんな権威付けもそうであるように、一時的に効力があったとしても、道を踏み外したままではいずれ信用を失います。(2020・9・19)

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