コロナ危機 貧しい文教政策あぶり出す 『赤旗・潮流』

コロナ禍でキャンパスが閉鎖され、「#一律学費半額を求める」運動をした大学生らが、新たなネット署名をはじめました▼「#GoToキャンパス事業もお願いします」です。署名開始の会見で広島市立大4年の山下菜さんは「美術を専攻。学生がアトリエに集まれずコミュニケーションが取れない。みんなでおしゃべりをして、新しい価値観や問題意識が得られる。そういう環境が保障されてこそ大学だと思う▼ネット上では早くも「総理大臣 GoToキャンペーにGoToキャンパスも追加してください。学生への支援を」などの応援が拡散しています。対面授業の再開にはキャンパスの感染防止策が不可欠です▼実際、対面授業を再開した大学でも多額の「自己努力」を強いられました。署名は政府に対し、すべての大学を対象にした「フェアで早急で安全な対面授業再開のための予算措置」を求めています。寄付金頼みや大学の「自助」ではなく、キャンバスの機能や学生の学びを回復する政府の全面支援こそ必要です▼民青などが取り組む困難学生を支援する「食材もってけ市」も31都道府県77大学に広がっています。「次は自分もボランティアで参加します▼コロナ危機は、未来を担う若い世代に世界でも異常な高額費と「自助」ばかりを押しつける。貧しい文教政策をあぶり出しました。キャンパスの感染防止と学ぶ権利を保障することこそ「公助」の努めです。責任ある政治への転換を、若い世代と共に。(2020・10・5)

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