冷たさから温かさへの転換を 『赤旗・潮流』

今年も半月あまり。各地で雪が降り冬も本番です。寒さ募るなか、身も心も凍る年の瀬が迫ります。仕事がなくなった。収入が減った、生活が苦しい・・・。コロナ禍とともに政治の不作為が暗い影を落としています▼師走の日曜午後。寒風の東京・高田馬場駅前で食糧支援をよびかける若者たちの姿がありました。机に並べられたお米や即席めん、缶詰やレトルト食品。ややためらいがちに、一人また一人と手にとっていきます。感謝を口にしながら▼新宿の日本民主青年同盟が主催する「フードバンク」は、これで9回目。のべ200人ほどが利用したといいます。地域の人びとからカンパで集めた食料の無償配布のほかに、生活相談にも応じています▼バイトを辞めさせられた、授業料を払えないという学生から、廃業した飲食店主、年金だけではくらしてゆけないと話すお年寄りまで、幅ひろい層がたちどまっています。切実な声をまとめ、区に要請署も出しました▼こうしたとりくみはいま全国で。市民団体や労組も生活困窮者への支援や相談をつよめ・政府・自治体に年末年始の緊急対策をとるよう求めています。しかし、首相動静をみても日々会っているのは政財界や官僚の面々ばかり。市井の訴えを聞こうともしません▼ボランティアで参加した若者は「困っている人が多い。少しでも力になりたい」。自己責任を押しつけられ、孤独が襲う世にかよう人と人とのぬくもり。それは社会を変える力にも。冷たさから温かさへの転換です。(2020・12・15)

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