「太平洋戦争開戦の8日はまた、ジョン・レノンの命日としても歴史に残る日だ」との書き出しではじまる東京新聞の社説(2005年12月8日付)が手元にあります。12月8日といえば、私もあの日に呼びもどされます。64年前の早朝、ラジオからながされる臨時ニュースに釘付け、日本中が「ついにやったか!」と胸をおどらせ、真珠湾の大戦果に酔いしれていました。
歴史書をひもとけば、この日はまた、破竹の勢いでモスクワ郊外にまで侵入していたナチス・ドイツ軍がロシア人の血塗られた抵抗と折からの冬将軍にあって、総退却をはじめたと書いてあります。歴史は皮肉なもので世界の東西のファシストが同時に「終わりのはじめ」をスタートしていたのです。
25年前のちょうどこの日、ニューヨークの自宅前で教団にたおれたレノンが「戦争は終わる、もしもあなたが望むならと歌いました。「愛と平和」の歌です。12月8日、憲法が変えられようとしている今、この日を昭和ヒト桁以上の世代ならずとも、戦争を知らない子どもたちと「平和をのぞむ」心を共有し、歌い伝える日にしたいものです。
【リンク】https://38300902.at.webry.info/201412/article_13.html
https://38300902.at.webry.info/201812/article_13.html
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