「何があってもあなたを守る」『赤旗・潮流』

4日は仕事初めでしたが、これほど不安に満ちあふれた年明けは経験したことがありません▼首都県では、連日のように新型コロナウイルスの感染で「曜日最多」を更新。年末には、東京都で1日の感染者が1300人を超え、衝撃を与えました。対策として、菅義偉首相は4日の会見で、一都三県での飲食店への時短要請や、応じない業者への罰則付き特措法に言及しました▼首相は「大阪や北海道で時短要請の効果があったが、1都3県で人手が減っていない」として「より強いメッセージ」を強調します。しかし、実効性ある対策を打ってこなかった一方、「Go To」事業で旅行や外食を促し、「会食は控えて」と言いながら首相自ら、大人数での会食ざんまい、自民党議員は全国で大宴会を繰り返してきました▼その結果、「人災」とも言える形で感染が拡大したのです。緊急事態宣言を出すなら、「出歩く国民が悪い」というメッセージではなく、まず、自らのふるまいへの反省と総括が不可欠でしょう▼飲食店で飛沫感染が発生している可能性は否定できません。しかし、ほとんどの飲食店は感染防止に神経をすりへらしながら、生活を守るために必死に営業を続けています。首相の口からは、そうした業者への思いやりの言葉も、休業に対する補償も一言もありません。罰則だけが際立ちます▼国民が求めているのは強制措置ではありません。「何があってもあなたを守る」というメッセージです。(2021・1・5)

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