東日本大震災の時は、ドドーンという強い縦揺れやグラグラという横揺れがあり、その後さらにユーラユーラと大きな横揺れがきた。揺れは何分も続き、とにかく長くて怖かった。
十三日の自身も衝撃はすごかったけど、十年前より揺れが続かず止まってよかった。子どもたちもおっかながって。直後はどうしていいのかわからないようだった。一度、震災を経験すると恐怖心がよみがえる。その後も余震が続き、家族全員が眠れない夜を過ごした。
翌日は日曜日だったけど、緊急招集がかかった。自分の家の点検もできないまま、現場に行った。機器が壊れていないかなど、各現場で点検をした。その後も、震度4の余震があった時などはびくっとした。
それにしても、地震の一週間後に1,3号機の格納容器内の水位が下がっていると発表があるなんて。圧力も下がっているし、どっか抜けてるんだろう。誰が考えても汚染水が漏れ出している。重要な数値は大丈夫だし、燃料も冷却できているようだけど3号機の壊れた地震計ニ基を何カ月も放置して、貴重なデータを取りそびれて初めて発覚したのにも驚いた。東電は事故直後の緊張が緩んでいる気がする。それに言うべきことを言わないのは、昔の体質が戻ってきているように感じる。(聞き手・片山夏子)
この記事へのコメント