今日は『赤旗』創刊93周年『赤旗・潮流』

大手メデイアに載らない記事、知っておくべき情報がある。権力を監視する気概を感じる。コロナ禍のなかで自分たちの要求を一生懸命、政府にぶつけてくれる共産党の機関紙だからー▼最近「しんぶん赤旗」の購読を申し込んでくれた人たちの声です。安倍前首相の「桜」疑惑や、菅首相の学術会議問題をはじめとするスクープの連発。多くのメディアに取り上げられるなど、いま「赤旗」が注目されています▼「問題意識を持てなかった」。桜を見る会を取材した「毎日」の記者は自戒を込めていました。なぜ「赤旗」にできて、われわれにはできなかったのか。他のメディアや識者が示したのは視点と追及する意志の違いでした▼本紙日曜版の編集長は「政権を握っているから後援会員を呼んでも仕方ないとみるのか、これは政権による行政の私物化とみるのか。それによって、見える景色が百八十度違ってくる」。ジャーナリストの青木理さんは「重要なのはメディアの姿勢」だと▼あふれる情報のなかで埋もれてしまいがちな真実や大切なことを伝えたい、現実に苦しんでいる人や社会を変えたいと願う人びとに寄り添い、力になる記事を書きたい・・・。「赤旗」記者に応募してきた同志たちの思いは、果たすべき役割を映しています▼きょうは「赤旗」の創刊93周年。国民目線で不公正や不平等とたたかい、社会を前に進めるための報道をこれからも。こんな要求も読者から届いています。「暗い世のなか、この先を明るく照らしてほしい。(2021・2・1)

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「ワクチンナショナリズム」に批判 『赤旗・潮流』

ワクチンとはラテン語の「雌牛」を意味します。18世紀末にイギリス医師のジェンナーが牛痘を人に接種することで天然痘が予防できると発見。それが由来と言われています▼その後、近代細菌学の祖とされるフランスのパスツールが体に免疫をつくらせる物質をワクチンと呼ぶようになりました。感染症の歴史は、人類がその拡大を科学の力によって防ごうとしたワクチン開発の歩みにも重なります▼新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。世界の感染者が1億人をこえたいま、収束の切り札と期待されています。しかし供給をめぐり、早くも各国の争奪戦や格差がうきぼりに。途上国は置き去りにされ、有効率の高いワクチンを先進国が独占する流れになっています▼欧州連合(EU)は域内で製造されたワクチンの輸出について規制措置を講じると発表。自国優先の「ワクチンナショナリズム」と批判のの声が上がり、世界保健機関(WHO)も公平な配分を阻むことになると懸念を示しています▼日本は2月下旬から医療従事者に、つづいて65歳以上の高齢者に接種を開始する計画だと政府はいいます。ただし世論調査では、すぐに受けたい人は2割ほどにとどまり、様子見が7割にものぼっています▼通常5年から10年かかるといわれるワクチン開発。急ごしらえに不安を覚える人は多い。正確な情報の伝達とともに安全性の確保、公平さが求められます。「科学に国境はない」。先駆者パスツールの言葉を肝に銘じるときです。(2021・1・31)

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