震度6強 よみがえった恐怖 東京新聞 片山夏子

 十三日夜の自身は最大震度6強。十年前の東日本震災を思い出して焦った。原発も作業は朝早いので、その夜も自宅ニ階で寝ていたところ、ドーンという衝撃で跳び起きた。すごい揺れでいろいろな物が落ちてきて、家具を抑えるので精いっぱい。すぐ原発が心配になったけど、今は核燃料が十分冷やされていると思い、自分を落ち着けた。同じ階に寝ていた家族もみんな部屋から飛び出してきた。十年前のことが瞬時によみがえり。やべーなと思ったが揺れが収まりほっとした。  東日本大震災の時は、ドドーンという強い縦揺れやグラグラという横揺れがあり、その後さらにユーラユーラと大きな横揺れがきた。揺れは何分も続き、とにかく長くて怖かった。  十三日の自身も衝撃はすごかったけど、十年前より揺れが続かず止まってよかった。子どもたちもおっかながって。直後はどうしていいのかわからないようだった。一度、震災を経験すると恐怖心がよみがえる。その後も余震が続き、家族全員が眠れない夜を過ごした。  翌日は日曜日だったけど、緊急招集がかかった。自分の家の点検もできないまま、現場に行った。機器が壊れていないかなど、各現場で点検をした。その後も、震度4の余震があった時などはびくっとした。  それにしても、地震の一週間後に1,3号機の格納容器内の水位が下がっていると発表があるなんて。圧力も下がっているし、どっか抜けてるんだろう。誰が考えても汚染水が漏れ出している。重要な数値は大丈夫だし、燃料も冷却できているようだけど3号機の壊れた地震計ニ基を何カ月も放置して…

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