北の大地から 永井和子詩⑭

「北の大地から」写真・さとうつねお、詩・永井和子。ページ44~45(大雪湖畔の自然林ー北海道・上川町)

画像
 春を待つ

やがて樹々の葉の黄金色に地をおおい
そのうえに銀色の雪がふる
熟れた木の実を土に貯えて
やさしく銀色の雪がふる
夏の思い出と雪のぬくもりにつつまれて
ねむる大地 ねむる とりやけものたち
春を待ちながら

より美しいもの造るために
より豊かなくらし造るために
人は、自然にたちむかってきたけれど
ときには大地につつまれるやすらぎを
思い出してほしい

より新しいものを造るために
より快いくらし造るために
人は何かを壊してきたけれど
ときには とりやけものたちの営みを
みつめなおしてほしい

黄金色の山と銀色の雪と
冬のねむりと春を待つ憧れを

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