意地悪じいさんの小言ー3-

外出先から帰宅したら、意地悪じいさん本人から留守電が入っていた。「見たよ! 見たよ!」と少し御機嫌のようす。そして笑い声が続く。ネットの速報性には驚くばかり。それはそれとして、「意地悪じいさん」の言葉の由来を少しばかり文中から引用、紹介してみよう。

画像
 ラーメン屋さんのカウンター席で若い女性と隣り合わせた。この人、なかなか食べっぷりがよく、せっせと目の前のテッシュペーパーを抜いて鼻をかんでは、ラーメンを啜っていた。なぜか使ったテッシュをカウンターの上に置いて、代金を払うとそのまま店を出ようとした。私は、「忘れ物ですよ!」と声をかけた。この女性、「はっ!」と小さく声をあげて自分の座った席に戻ってきて、「え!」と再び声を出すのと、私がそのチリ紙を指さすのと同時だった。

 その時、お店のおばさんがどんぶりを下げにきて「いいんですよ」と、新しいテッシュを1枚引き抜いてそれを包んで下げて行った。あうんの呼吸というのだろうか? 女性は礼を言うでもなくそのまま出て行った。「今の若い人、そうなんですよ」と客扱いに慣れたおばさんが小さな声で私に言ったもんだ。妻は、いやな爺さんにあったと、どこかで毒づいているわよその人。と言うのだが・・・。ー10・12・17-(毎日新聞「みんなの広場」掲載


【注】この投書をきっかけに、ネット上で論争(?)が続くのだが、その行司役になった毎日新聞の岩見隆夫氏(写真)。

"意地悪じいさんの小言ー3-" へのコメントを書く

お名前:
メールアドレス:
ホームページアドレス:
コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。