沖縄戦の記憶 かみしめたい

太平洋戦争末期の沖縄戦で米軍が撮影した映像を収集し、住民を巻き込んだ凄惨な地上戦の実相を伝えてきた市民団体「沖縄戦記録フィルムいちフイート運動の会」が十五日、「歴史的使命は終わった」として30年にわたる活動を終え、解散した。(東京新聞ー3月16日・夕刊)

▼白旗手にして沖縄の少女
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  沖縄戦の映像収集 1フイート運動が解散 
 
 那覇市内で開かれた解散総会で、元教師の福地ひろあき代表(829は、自衛隊の「国防軍」構想などを挙げ「軍靴の音がひしひしと迫ってくる」と危機感を表明。同会が果たした役割を「若い世代が引き継いでいくことを確信している」として、平和運動の盛り上がりに期待した。
 百円で1フイート(約30㌢)分のフィルムが入手できたため、住民からの少額募金に支えられたことが同会の名前の由来。1983年に設立され、米公文書館などから計約11万フイート(約33・5㌔)のフィルムを1収集し、上映会の開催や記録映画の製作をしてきた。
 沖縄県公文書館など公的機関による資料収集態勢が整ったことや、会員の高齢化から、昨年12月に解散を決定していた。


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 「未来への道標」と題した30年記念誌も400部発行。石川元平副代表(75=右写真)は「過去を見失っては、現在の自分たちがいる場所も、未来も見えなくなってしまう」と、沖縄戦を語り継ぐことの重要さを強調した。

沖縄タイムスー社説】15日の沖縄タイムスは、長文の社説でこの「1フイート運動」をかえりみて、今後の県民の平和への思いを確かな言葉で結んでいる。

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 沖縄戦の実相が反映されない教科書問題や、「国防軍」創設を主張する政権の誕生など現実の政治は厳しさを増している。
 ひめゆり学徒の引率教師で、会初代代表を務めた故中曽根政善氏の運動にかけた言葉が今も語り継がれている。
 「1フイートは極めて短い単位である。しかし、これに共鳴した大勢の皆さんが、力を合わせて底から盛り上げることで、沖縄を死滅から救い、平和なしまにする大きな力になる」
 あらためてかみしめたい

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