
力が国際関係を支配するかぎり、軍事的必要に他のあらゆる利益が従属することになり、それが危機を激化させ、そして戦争そのものの全体主義的性格の前ぶれとなる。しかし、、力の問題が解決され、動議がその役割を回復すると、情勢に希望が現れる。
E・H・カー『危機の二十年』(岩波文庫)
『危機の二十年』は1919年から1939年の戦間期の国際関係を分析、上の文
言は最後の結論部分の一節。この著作が書き上げられた直後の39年9月に第二次世界大戦が勃発する。
【今日の出来事12・27】1923年虎ノ門事件(難波大助、摂政を狙撃) 1945年中国、国民党と共産党が重慶で正式会談再開 1979年ソ連、アフガニスタンに軍事介入
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