
生物額的なレベルにおける種内闘争の正当な任務は、敵を降参させることであって殺すことはできない。・・・・・・攻撃は、相手のみにめな降伏に直面するが、敵の脱兎のような敗走を目にして、はじめて完了する。けれど、このどちらも現代の遠距離攻撃では見ることができない。その結果として、他の種では聞いたこともない全面的な規模での虐殺がおこなわれている。
デズモンド・モリス『裸のサル』(角川文庫)
「裸のサル」とは、193種のサルと類人猿の内、体毛におおわれていない唯一のの「サル」である自称ホモ・サピエンス=人間を意味する。人間も多様な霊長類の一種という観点に立って、”性””育児””闘争”などのさまざまな行動を他と比較しつつ分析する。
【今日の出来事2・13】1945年連合軍によるドイツ・ドレスデン大空襲 1960年フランスが初の原爆実験を行う
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