満洲・公主嶺小学校同窓誌 エピソード -25-

その時、私は公主嶺駅のプラットホームに立っていた。これからの話は夢の中の話で、私が実際に公主嶺に行ったのではない。ツアーで行っているのに不思議にも私一人である。

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    夢の中で公主嶺再訪
           益田弘明(38回生)

 
 公主嶺に住んでいた頃は、銭湯へ行ったことがなかったが、いつのまにか湯船につかっていた。
 風呂場は天井が高く、タイルには天人の羽衣が描かれており、風呂につかっている人も体を洗っている人も中国人でもなく、さりとて日本人でもない。
 しかし、東洋人であり、白髪の人もいる。いつの間にか私は、昔(戦時中)住んでいた家の前に立っていた。
 その家には中国人が住んでいるが、昔の面影がある。私は、いつの間にか庭の白樺の木々によじ登っていた。
 昔、自分の名前をその木にナイフで彫っていたが、木が成長しており、それを見出すことはできなかった。
 わざわざ公主嶺くんだりまで何故風呂に入りに行ったのだろうか、考え込む今日この頃である。


満鉄・公主嶺駅のスタンプ
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