
トランプ政権下 進む分断 大谷に影響は?
(前略)明治大の海野素央教授(異文化間コミュニケーション)は「今秋の中間選挙に向けて、人種問題をめぐる対立が激しくなる可能性がある」と懸念する。「トランプ氏は、不法移民は犯罪者というような紋切り型のイメージを使い、恐怖心とステレオタイプを組み合わせて移民政策を求心力に利用してきた。特にヒスパニック系を標的にしているが、票を取るために差別や分断を進めかねない」
結果重視の米社会 活躍が道切り開く
だからこそ、スポーツ界のフェアプレーが人権を超えて人々をつないでくれると期待する。「大谷選手の活躍は結果重視の米国で、人権を超えて受け入れられている。アジア系が多い西海岸が拠点ということもあるが、彼の異文化への適応能力の高さ、親しみやすさや明るさも日本人やアジアへのイメージを変えてくれるだろう」と話した。

■デスクメモ
米国の人種差別の激しさは想像を絶するが、誰かのために立ち上がる人々もいることに勇気づけられる。スポーツ界も例外ではない。スポーツには差別を克服する力もあると知るからだろう。それを思うと、女性を拒む大相撲の土俵が悲しい。ともに戦わない首相や男性首長らの心根も(洋) 2018・4・10
【追記】戦後の混乱期にあっては職業野球(現プロ野球)は日本国民の欠かせない娯楽の一つ。大フアンだった僕。大下。川上、青田などのホームランに魅せられ後楽園球場には週に一度は通ったものだ。当然大リーグにも目を向け友人間では話題になっていた。当然ジャッキーロビンソンなどが疎まれていたことも。そもそも大リーグから有色人種を除外したら成り立たないのだから差別主義者の存在などは認められない趨勢にあることを知るべきだ。加えて今、メデイアは大谷選手について「はやし」立て、天まで持ち上げているが、故障やスランプになったらどうする。大騒ぎは禁物と思う。(永井至正)
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