■ブログ名称=満洲っ子 平和をうたう
■スタート=2008年6月9日

■MESSAGE=「本日をもって本校を閉校とする」、ふりしぼるように校長が宣言した。時は、1945(昭和20)年8月10日。所は旧満州(現中国東北部)・新京(現長春)第一中学校の講堂でのこと。1年生、13歳だった。「ウーン、ウーン」と空襲警報が鳴っている最中である。前日のソ連参戦で市内は大混乱。70キロ南の生家・公主嶺(汽車通学していた)に向う列車に友人と飛び乗った。続々と南下する無害貨物列車は関東軍の家族でいっぱい。武装した兵隊たちも同乗、退却しているのだ。
当時、満鉄(南満洲鉄道株式会社)・新京駅の助役をしていた長兄(一男)から後で聞いた話だが、居丈高の憲兵の命令は、「軍関係者を優先して転進させろ!他(ほか)はどうでもいい」ということだった。その結果、残された一般民間人が惨たんたる状態追いやられたことは周知の事実だ。

四兄(四郎)はシベリアに連れ去られ戦犯に。五兄(利則)は神風特別攻撃隊の一員としてフイリピンで戦死。学徒出陣、海軍中尉、20歳だった。彼が部下に託した遺書にはこうあった「誰のためでもない、祖国を守るために俺は行く。行くしかないんだ。後を頼む、男だからおふくろを頼む」と。
戦後引き揚げ、長じるに及んで「戦争は二度とさせない」の思いいっぱいだ。戦争体験を次の世代に語り、書き綴り、映像で、歌で伝えたい。程なく傘寿になる。急がなければならない。
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