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zoom RSS 新 満州・公主嶺小同窓会誌 エピソード −31−

<<   作成日時 : 2016/01/22 05:52   >>

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昭和19年夏ごろから、5、6年生が講堂の片隅で、やがては講堂全部を使って大規模に作業した。まず梱包する箱(30×30×100センチ)の組み立てから始めた。(記念誌435頁下段)

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    無炊飯の包装作業に
           竹田朝雄(38回生)


 大きな金具で止めた箱の底を、糊をつけた木綿の細い布で目張りをする。これは中箱で、同様に外箱を作る。外箱は目張りのあと防水のため、豚の血を二回塗って乾かすとでき上がる。
 これを潜水艦でできるだけ戦地に近い海岸まで持って行き、魚雷管より発射して海岸に漂着させるのだそうだ。果たして届いたのかどうか。


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 夏は箱を作り、その冬は無炊飯の包装をした。米飯を凍結乾燥し、水を加えるとご飯に戻る。火を使わない、今でいうインスタント食品。これを一食分の小袋に入れ、120個ずつ大箱に入れる。女子は小袋詰めを、男子は梱包をと、流れ作業でやった。
 夢中で作って数がわからなくなり、適当に報告したら、片岡先生にひどくおこられた。
 「数さえあればいいというなら、中味は石でもいいい。しかし開けた人はどう思うか。真心のこもった仕事をしなさい」と。なつかいい片岡先生、松原先生。お元気だろうか。


】「学徒動員」・・・戦争が長期化して苛烈になるに従い、軍需物資の増産が緊急な課題になった。成人男子は応召し、軍需工場に働く人手として、昭和19年から中等学校以上の学徒を動員した。公主嶺にも満洲飛行機製造株式会社が、B29の爆撃により多大の被害を受けた奉天から疎開してきて、佳木斯中学4年生らが動員で働いた。(記念誌・414頁)

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