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zoom RSS 戦後71年 「平和の俳句」 −37−

<<   作成日時 : 2016/09/11 08:48   >>

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 シリーズ「平和の俳句」も9月の第2週。今月のゲスト選者として選考会に参加したエッセイストで司会者の阿川佐和子さん。選考にあたっての感想を次のように話しています。(東京新聞9月1日付)

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   「次世代に伝える力ある」
       9月分選考感想 阿川佐和子

 
 「戦時中にまつわる句を読むとたまらない気持ちになった。実体験に引き込まれました」とい言う。「戦後10年以内に生まれ、親や周囲から話を聞いた世代」。小学校には「特攻隊の生き残り」の先生がいた。父で作家の故阿川弘之さbbは海軍大尉。その故郷広島で、原爆のケロイドが残る人にも会った。
 「窓を開けられるのは平和」という内容の作品に、阿川さんは「戦争の時は空襲警報が鳴って自宅の庭に掘った穴に逃げ込む日常があった。若い人には分からないだろうな」と語る。
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 「感覚の違いがどんどん深くなる中で、戦争体験の俳句を読むと「そうだったんだ」と気付かされる。平和の俳句には、記憶が薄れていく次世代に伝える力があるって思いましたね」


ギュッとしてママのにおいをたしかめる 木下天翔(9) 愛知県豊橋市 2016・9・4

】<いとうせいこう>不安な時、幸せを知りたい時、ギュッとしてホッとする平和だね。 <阿川佐和子>戦争中の日本の子供にハグの習慣があったら安心したでしょうね。

断捨離や終戦重ね手の止まる 松本ひで子(80) 浜松市東区 2016・9・5

】<阿川佐和子>私も「もったいない」族の一人です。捨てろ捨てろと言われると、どうも抵抗したくなる。戦争を知らない世代なんですけどね。

原爆が一瞬で消す蝉の声 山田明奈(16) 愛知県安城市 2016・9・6

】<金子兜太>青年の感応は早く鋭い。そして蝉の声とは生々しい。憎むべし原爆。 <いとうせいこう>高校生たちが送ってきた中で、この沈黙を描くものが最も多かった。

あの夏に核をすてろとヒロシマへ 久嶋礼智(16) 愛知県安城市 2016・9・7

】<金子兜太>「あの夏」の広島の空で、核投下したエノラ・ゲイの搭乗員たちに「落とすな! 捨てろ!」と叫んでいる。作者は高校二年生。

捩花(ねじばな)やひとつひとつの自尊心 津田正義(77) 茨城県鹿嶋市 2016・9・8

】<阿川佐和子>野の花はなぜ嫉妬も恨みも持たないのでしょう。私も花に倣いたい。 <金子兜太>初夏、紅葉色の小花がねじれた花序に穂状に。しかし平和の姿で。

父逝くも未だ開け難し被爆時記 坂本久美子(66) 名古屋市守山区 2016・9・9

】<阿川佐和子>生前もっと戦争の話を聞いておけばよかったと思いつつ、いまだ躊躇する気持ち。我々「戦争を知らない子供」世代共通の痛みです。

父知らぬ遺児ら集いて孫自慢 塚本毅一(78) 石川県珠洲市 2016・9・10

】<いとうせいこう>皮肉なようで温かいのは新しい世代が平和の中にいるからだ。 <阿川佐和子>一度途切れた平和の線の再び繋がる喜びがいとおしい。 <金子兜太>戦死の父を知らない遺児たちは、孫自慢で父をしのぶ。戦死空し。

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