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zoom RSS 東京大空襲と早乙女勝元さん

<<   作成日時 : 2017/03/10 05:59   >>

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 早乙女勝元(1932年〜)。作家。東京下町に生まれる。3月10日、10万人が死んだ東京大空襲を記録する会を結成、『東京大空襲・戦災誌』(全5巻)の編纂に携わる。民立民営の東京大空襲・戦災資料センター館長。一貫して反戦平和を追及。

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 私は、・・・・・・名もなき庶民の生き証人を通じて、”皆殺し”無差別絨毯爆撃の夜に迫る。話すほうも、きくほうもつらかった。だが、そのつらさに耐えてくれた人のために、そしてまた、ものいわぬ8万人の死者のために、私は昭和20年3月10日を、ここに忠実に採録してみたい。
 私の人間としての執念のすべてをこめて。
 (「平和のための名言集75頁)

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】「月間学習」17年3月号は「東京大空襲を語りつぐ」(90〜101頁)と題して、早乙女勝元さんの手記を掲載している。その冒頭の部分を紹介しよう。
 また、3月10日がやってくる。
 戦後、毎年ごとに繰り返してきた「炎の夜」だが、ことしはことさら重く、心に疼くのはなぜだろう。
 私がまもなく、85歳になるせいか。
 わが家は、米軍機B29による東京大空襲で、かろうじて生きのびた6人家族だったが、昨年姉が亡くなって、ついに私だけとなった。親しい人や友人たちも、次々とあの世へと旅立ち、残された戦争体験者は、少数派になっていく。そう遠くないうちに、私も彼らの後を追うはずだが、私は生きてある限り、あの夜のことを語り、記憶しなければならない。子どもや孫たちが、戦争という大惨禍なしの社会に生きるために。 

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