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zoom RSS 戦後72年 「平和の俳句」 ー10−

<<   作成日時 : 2017/03/12 06:21   >>

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 3月第2週のシリーズ「平和の俳句」。冒頭には、3月のゲスト選者として参加されたエッセイストの岸本葉子さん。彼女が句を選ぶにあたっての感想を次のように述べています。(東京新聞3月1日付=出田阿世記者)
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  「戦争しない」子供の句 心強い    
       3月のゲスト選者 岸本葉子さん

 
 3月の「平和の俳句」はエッセイスト岸本葉子さん(55)がゲスト選者として、金子兜太さん(97)、いとうせいこうさん(55)とともに句を選んだ。選考を振り返り、岸本さんは「とても楽しかったです。白梅でもサツマイモでも、具体的な物が入った句を選びました。世代や経験が違っても、心情や情景を想像しやすいと思ったので」と語った。
 岸本さんは、テレビ番組「NHK俳句」の司会を務めており、女性俳人の句を鑑賞する「575朝のハンカチ 夜の窓」(洋泉社)を近く出版する。「選考会では、机に積まれた投稿句に、時折笑顔を見せながら丁寧に目を通した

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 戦争の記憶をつづった句に触れ、「作者にとって戦後はまだ終わっていないのだなと実感しました。戦後生まれだが、亡き母の長兄にあたる伯父は軍医として南方に赴任し、若くして戦死。戦争の痛みを身近に感じてきた。「遺骨が帰ってこなかったので、母は時代が平成に変わっても『兄は生きているかもしれない』と、望みを捨て切れなかったようです」と言う。
 心に残ったのは「戦争はしない」と決意する子供の句。「平和を『願う』と、人ごとのように考えるのではなく、自分のこととして言ってくれたのが心強かった」と話す。「日本がどこへ向うのか不安を感じる時代に、平和を少しでも訴えることに参加できてよかったです」(出田阿世)
 

ぼくは嫌だ夢を語れない戦争は 實松拓海(12) 三重県鈴鹿市 2017・3・5

】<いとうせいこう>拓海君は将来、日本代表のキーパーになりたいそうだ。他の友達にも夢があるだろう。しかし、戦争は彼らの夢語りを黙らせてしまう。

おばあちゃん原爆のときどこにいたの 狩野美智子(87) 東京都杉並区 2017・3・6

】<岸本葉子>聞いていいのだ、今聞かなければ遅いのだと、端的な言葉で感じさせる。 <いとうせいこう> 孫たちが87歳の作者に問う。どこにいて生き延びたのか、と。

来るという茱萸(ぐみ)坂で待つ寒昴 鹿子木真理子(78) 東京都墨田区 2017・3・7

】<いとうせいこう>国会議事堂前での抗議行動をこんなに情感あふれる一句にしている。四番出口からぐびざかで友を待ち、空を見上げれば星が輝く。

日本には笑顔が絶対おにあいだ 山田理利子(12) 愛知県安城市 2017・3・8

】<金子兜太>12歳の小j女が「絶対おにあいだ」と言い切るところが素晴らしかった。お世辞笑いはダメ。平和からかえって遠のく。清潔な笑顔を。

平成は原爆なしの時代だよ 江口 悟志(12) 愛知県安城市 2017・3・9

】<金子兜太>小学生の、この言い切りの頼もしさ。君子危うきに近寄らず。原爆無用。<いとうせいこう> 小学生が話しかけてくれる。彼らの時代がいかに幸せであるのかを。

惚(ほう)けし母三月十日をまた語る 氏家 孝(63) 群馬県沼田市 2017・3.10

】<いとうせいこう>妻の母は88歳なのだという。その母が繰り返し語る恐怖。 <岸本葉子>多くのことを忘れても、空襲の悲惨さと恐怖は記憶に刻まれているのだ。

草や木と四方山話平和かな 宮川一樹(68) 兵庫県伊丹市 2017・3・11

】<金子兜太>作者は端的に「僕は草や木が好きです」と言い切る。この言い切れるところに本音が爽やかに伝わる。この<本音>こそ<平和>。

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