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zoom RSS 「受忍論」徹底論破学習会

<<   作成日時 : 2009/05/07 07:21   >>

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「公正な判決・裁判勝利へ 世論喚起をめざす」と銘打った第2回目の「東京大空襲訴訟原告団」らの学習会がさる4月29日、台東区民会館で開かれました。専修大学の内藤光博教授(憲法学)が「戦後補償裁判の判決の特徴と私たちの裁判」と題して、総論を分かりやすく講義。柿沼真利弁護士がこの訴訟の最大争点『戦争被害受忍論』について、「受忍論」を盾にとる国側の論拠を完膚なきまでに論破、集った40余人の人たちの強い共感を受けました。

  新進気鋭、戦争を知らない世代だが 反戦平和の想いつよく
 
 柿沼弁護士は「はじめに」として自己紹介。「あの3月10日、幼少の父母が郷里・川越で見た真っ赤に染まった東京の空の話を繰り返し聞かされました。長ずるに及んで、あの戦争の実相を知るにつれて、反戦平和の思いを強くもつようになりました。そうした立場から私は本訴訟の弁護団の一員として参加することになりました。みなさんと裁判勝利に向けて頑張りたいと思います。今日私に与えられたテーマは『戦争被害受忍論』です」。柿沼弁護士は自ら作成した「資料」を縦横に駆使して語り始めました。


■ 私たちの裁判における重要争点「戦争被害受忍論」 
 
 (1)受忍論とは何か。
   被告側主張(要約)
「原告らが受けた空襲による被害のような、戦争犠牲ないし戦争損害は、国の存亡にかかわる非常事態のもとでは、国民のひとしく受忍しなければならなかったのであり、原告らの受けた損害は憲法の枠外の損害である」
   
 (2)二つの最高裁判例   昭和62年6月26日判決 (名古屋空襲訴訟)
   その前提となる昭和43年11月27日判決 (在外資産喪失補償訴訟)
   受忍論凡例の立論の中核

■ 「受忍論」批判
 
 (1)総論 本件裁判において、受忍論の適用を排除するための二つの論法
  ・受忍論それ自体の不当性
  ・受忍論を本件に適用することの不当性

 (2)それ自体の不当性
   @そもそも憲法解釈の体裁をなしておらず、現象の指摘に過ぎない点
   A大日本帝国憲法レベルの人権感覚に基づくものであり、反戦平和を基軸とする日本国憲法からは認められない点
   B受忍論は、その根拠とするところと、結論的に食い違っている点
   C受忍論は、国が戦争被害者の救済の対象者を恣意的に選別し、不当な差別を行うことを放置・助長するものである点
   D日本国憲法の反戦平和条項(前文、9条)は、先人たちの悲惨な戦争体験による経験知であり、戦争被害の救済こそ求めている

  (3)本件への適用の不当性
   @被害内容の違い
   A国による放置こそが問題→「戦後」被害であって、戦争被害ではない
    (注)中国残留孤児訴訟:神戸地裁平成18年12月1日判決
   B特別犠牲性
    (注)原爆医療法訴訟:最高裁昭和53年3月30日

  <終わりに>
   
最後に柿沼弁護士は「裁判官というものは個々が独立しているもの、過去に最高裁がいかなる判決を下したとしてもそれに拘束されるものではないんです。この裁判は人間とは何か、国とは、国家とは何かを問われる、まさに歴史的な裁判になるでしょう」と訴えられました。。昨年弁護士になったという柿沼弁護士。その新進らしい鋭い舌鋒を頼もしく感じられたのは私一人ではなかったと思う。(N記)
▼挨拶する星野弘原告団団長
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   柿沼弁護士(左)と内藤光博教授
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