満州っ子 平和をうたう

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<<   作成日時 : 2010/10/02 08:08   >>

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『沖縄の林業』という冊子の一文、「植樹祭・育樹祭」の記録を読んでいたら、毎年のように選ばれている樹に、モクマオウの名を見つけた。(モクマオウについては本編の解説とは若干の疑義があることをネットで知った。それはアメリカが持ち込んだものではなく約100年前に日本人が沖縄に植えこんだという。しかし、この樹はアメリカの存在を象徴的に表現したと思えばいい)

画像
  ヘイ アメリカ!

我んが土に アヒルを放し
我んが土に ニンニクを植えた
ヘイ 鳥(ガラサ) 手を出すな
手を出せば 羽折るぞ

我んが土に 家を建てて
我んが土を 耕して生きる
ヘイ 鳥 手を出すな
手を出せば スピチンジャセ!

我んが土は 平和に生きる
我んが土は 戦には売らぬ
ヘイ アメリカ! 手を出すな
手を出せば スピチンジャゼー!
日本から スピチンジャゼ


モクマオウ。忘れられない樹の名だった。一九七二年、初めて沖縄の土を踏んだとき、本島を引き裂いて走る軍用道路の両脇に並んでいた樹だ。松の一種で、いやにひよろ長い針葉が風にふらふらしていた。
 あれは、何の樹?
 わたしの問いに、当時まだ若かった比嘉くんが「アメリカーが持ち込んだモクマオウさー!と答えた。「伸びるのが早いから日陰用にいいが、少し風が吹くとすぐ倒れてしまう。根が浅いからさ!」彼の目がきらりと光った。
 「まるでアメリカ!みたいさ!」
 彼の言いたい言葉を察してわたしも笑った。
 成調の早さを買われて毎年造林樹に選ばれているモクマオウ。アメリカが持ち込んだものを逞しく同化させている沖縄。この島の抱えている複雑な土壌を改めて思った。


【注】スピチンチャゼ=つかまえて放リ出せ

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