
家城巳代治
主観的には純粋でありながら、客観的には無駄であった特攻隊の死。その矛盾をはっきりとらえられたとき、はじめてかなしさが無駄でなくなる。(映画ー1953年作品・「雲流るる果てに」の監督)
毛利 恒之
戦争美談にも、特攻隊は無駄死にという意見にもくみしない、等身大の姿を描きたかった(映画ー1993年作品「月光の夏」の原作・脚本家)
山田 和夫
映画を見て私は一瞬息を呑んだ。記録フイルムで特攻隊の突入シーンがくり返し映し出される。そして最後に一機が米空母に突入する瞬間、画面は動きを止めた。そこへテロップが入る。「その瞬間、彼らはまだ生きていた」。死を強制された若者たちの命を惜しむ熱い思い、それをこれほど感じた映像表現はない。(映画評論家ー雑誌「前衛」07年9月号)
【解説】家城巳代治氏と山田和夫氏とは面識がある。 家城氏は当時あの東宝争議でレッドパージ、独立プロで「雲流るる果てに」制作に意欲を燃やしていた。クランクアップ後遺族の一人として呼ばれ意見を求められた。氏とは旧制中学(現・両国高校)の同窓であることもあって懇談したことを記憶している。山田和夫氏については江東区の高齢者集会にお呼びし、「今 日本映画がいい」と題して講演していただいた。控室で同映画について氏は熱く語ってくれた。
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