一日一言 堺 利彦

堺 利彦[さかい・としひこ](1870~1933)1月23日、この日死んだ日本社会主義運動の長老。マルクス主義の紹介者。言文一致体の普及、家庭の民主化をとなえた先覚者でもあった。(岩波新書。「一日一言」-人類の知恵ー桑原武夫編)

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 社会主義の主張する所は、ひっきょう善良なる家庭に行われるがごとき共同生活を、社会全般に行いたいというのである。男子は多く外にあって繁劇なる事務に従い、女子は多く内にあって家事を務め、老人は老人、小児は小児、みなそれぞれの才力に応じたる労働をなし、しかして銘々の必要に応じて公平なる分配をなし、常に相扶(たす)けて生涯を送る。これがすなわち善良なる家庭の生活であって、社会主義の主張は実にこの外にないのである。故に社会主義の実行を望む者は、必ずまず多くの力を家庭の改革に用い、十分なる社会思想、共同思想を此間に、養う事を務めねばならぬ。(『万朝報』論説)

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