
何よりも第一に現時の学生に対して希望したときは、真理に対する従順な態度です。真理を求めてこれを我が主帳とし、我が主義とせんとする熱情はなかなか盛です。しかし一たん何物かを真理と思い込んだが最後、彼らは盲目となるのが常です。故に外により正しいものがあると教うるものがあっても、これに耳を傾けません。学生の真理探究の態度は多情でなくてはなりません。無節操でなくてはなりません。無節操といっては誤解をまねくかも知れませんが、常により正しからんとして、いつでも態度を改めうるよう用意していなくてはなりません。(学生に対する希望)
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