
「別れ船」と「帰り船」
田端義夫さんが戦前(昭和15年)に歌った「別れ船」と、戦後間もなくヒットした「帰り船」(昭和21年)の明暗がくっきりしている。「別れ」は出征した兵士の帰還を望んでいた思いがかなわず、という失意の歌。「帰り」は待ち望んでいた兵士たちが帰ってきた、という安堵の歌だった。
【注】1938年、三重県松坂市で行われた新人歌手コンクールで優勝。翌年上京し、ポリドールから「島の船歌」でデビュー。続く「大利根月夜」、40年の「別れ船」がヒットした。「別れ船」はその叙情的な内容に軍部からクレームがついた(毎日新聞・電子版)
【リンク】「別れ船」と「帰り船」
http://38300902.at.webry.info/201109/article_37.html
【関連ブログ】http://38300902.at.webry.info/201006/article_7.html
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