
軍隊というところはそんなもんだ、さも有用げな仕事として通用する。戦争の過程でどれだけ大きな無用が有効そうに通用したか分からない。だが、これは軍隊だけでなく、官僚的な大きな組織には必ず存在していることである。
松本清張『半生の記』(新潮文庫)
『点と線』『ゼロの焦点』『球形の荒野』『砂の器』と相次いでベストセラーを発表、社会派推理小説ブームをひき起こす。また日本の政治風土にひそむ権力構造の暗部を抉り出した『日本の黒い霧』『現代官僚論』なども発表。その膨大な作品群は『松本清張全集』(全66巻、文芸春秋社)に結実する。
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