「私の戦後70年」 東京新聞ー発言 ⑦

今年初から東京新聞が毎月第四金曜日の発言欄に掲載している「私の戦後70年」。今回は7回目になる。6本の投稿の内埼玉県鳩山町の近藤 凱和さん(77)による「今こそ声を上げて闘う時」を転載する。

画像
 私は1937(昭和12)年12月9日に生まれました。あの忌まわしい日中戦争での「南京陥落」の数日前のことで、両親は日本軍の南京攻略を記念して「凱和」(よしかず)と名付けました。この命名の由来を知って以来、私は「戦争は二度と嫌いだ」と思い、選挙は革新政党へ一票を投じ続けてきました。
 安倍政権は昨年、集団的自衛権の行使容認を閣議決定、今春には米国に自衛隊の海外派遣を約束するなど立憲主義を否定する独裁政治そのものです。安保関連法案も衆院で強行採決し、野党は無論、市民の反対のうねりは日追って高まりを見せています。
 五味川純平の小説「人間の条件」お中で、主人公の梶は「多数の人間がね、俺と同じように憶病で、ほんのちょっとした勇気を持つべき時に持たないから、(略)人間として失格してしまうんだ。勇気なんて、考えているだけでは出てこないんだね。思い残すところがないだけ充分生きて、行動していなければね」と言っています。
 私たちは今こそ、声を上げて闘う時だと言い聞かせています。

この記事へのコメント