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zoom RSS 満洲・公主嶺小同窓会誌 第8章 エピソード −18−

<<   作成日時 : 2016/03/02 06:32   >>

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小学校時代を公主嶺ー廣島ー東京と転校した私にとって受け持ちの先生は11人になるが、戦後にその消息が判明してお目にかかれたのは、公主嶺小学校での一年生と二年生の受け持ちの先生だけだった。お二人とも女の先生というのも珍しい体験だろう。

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    幼き日の二人の先生
         大橋通夫(34回生)


 宮野入鈴子先生は和服に袴を着けて教壇に立たれた姿が強く印象に残っている。子ども心にも、素適で、威厳もあり、静かでやさしい先生だった。
 一年生の冬、新しいスケート靴を首にかけ、教室の椅子をもって、校庭を凍らせて作ったスケート場に行き、先ず靴のはき方を教わった。椅子を押しながら滑り始めたが、じきに椅子はいらなくなった。
 
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 二年生の受け持ちは荒井翠先生。眼鏡の中の優しい眼差し、紺色のセーターが似合ったふくよかな胸は、子どもの目にも魅力的だった。みんな稚(おさな)いほのかな憧れと、甘えの気持ちを抱いて、休み時間にはいつも女の子も男の子も先生にまつわりついていた。
 虚弱だった私は、四大節の式や朝礼が長いとよく貧血を起こした。青くなって気を失いそうになるとスッと先生が近寄ってこ来られ、抱きかかえて衛生室へ運んで下さった。淡く甘い思い出である。

】右写真 昭和12年度の教職員。後列左から二人目宮野入鈴子、次いで荒井 翠先生、校舎玄関前。

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