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zoom RSS 満洲・公主嶺小同窓会誌 第8章 エピソード −39−

<<   作成日時 : 2016/04/01 05:56   >>

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あるとき、垣見三吉君がだれに聞いたのか、給水塔にコウモリが居るらしいといってきた。僕は駅の助役の景山弥之助さんに頼んで入れてもらった。なかは薄暗く、ラセン状の階段がついていた。(記念誌357頁下段)

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  給水塔の小コウモリ
    足立三男(旧姓景山・32回生


 懐中電灯で照らすと、頭の上を黒いものがサーと飛んだ。「キキキキ、キキキ」。こうもりがいたのだ。早速、僕は引き返し、垣見君と長い竿のついた網と短い網をもって、再び給水塔のなかに入った。
 僕たちは探検隊になった気分で、薄暗いラセン階段を昇っていった。サーチライトを点すと、コウモリはバタバタと飛び回って、なかなか捕らえられない。灯を消して、じっとしていると、だんだん周囲がみえてくる。

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 「とった!」。大きいのを捕らえたと思って喜んでライトをつけてみると、コウモリは意外と小さく軽かった。ビロードのような毛が生えていて、おびえた目が可愛かった。外へ出て広げてみると、翅は15センチと予想以上に大きかった。
 給水塔にコウモリがいるなんて本当に意外だったし、どうして住みつくようになったのか、不思議でならなかった。

】昭和4年給水塔建設される。貯水量300トン。高さ37.5メートル。工費3万8千円。「ちょうど母親の目のとどくところで子どもたちが遊ぶように、私たちの行動範囲も、陸軍官舎や畜産、武士道のさきのロシア墓地、ネジアヤメの咲く敷島台、連京線沿いの水源地、給水塔の見えるところにかぎられていた」(伊藤聖『会報公主嶺』創刊号)。−記念誌200頁。

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